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【COCOON】感想|オーブを巡る独創的パズルADV

この記事について

ゲームシステムや序盤の内容には触れますが、後半の仕掛けや展開はできるだけ伏せています。購入を迷っている人でも読める内容を意識しています。

プレイ時間

  • プレイ時間:約4時間
  • プラットフォーム:Steam
赤と緑のオーブが置かれた『COCOON』のゲーム画面
オーブはただ運ぶだけのアイテムではなく、それぞれがパズルを解く重要な鍵になります。

『COCOON』をクリアしました。

オーブの中に広がる世界を行き来しながら、さまざまな仕掛けを解いて進むパズルアドベンチャーゲームです。

操作はとてもシンプルなのに、オーブを運ぶ、世界を移動する、オーブの特徴を利用する……と少しずつできることが増えていきます。

チュートリアルらしい説明がほとんどないのに、「こうすればいいのか!」と自然に理解できるゲームデザインがとても気持ちよかったです。

プレイ時間は約4時間。

短めの作品ですが、パズルの仕組みや景色が次々と変化するので、最後まで飽きずに楽しめました。

こんな人におすすめ

  • パズルゲームが好き
  • LIMBOやINSIDEのような、言葉に頼らないゲームが好き
  • 自分で仕組みに気付く瞬間が好き
  • 独創的なゲームシステムを体験したい
  • 4〜5時間ほどで遊べるゲームを探している
  • ゲームの世界や物語を自分で考察するのが好き

良かった点

シンプルな操作なのに、自然とルールを理解できる

『COCOON』の操作はかなりシンプルです。

基本的に使うのは移動とアクションだけ。

ゲーム中には長いチュートリアルや操作説明もほとんどありません。

それでも、新しい仕掛けが登場すると最初は簡単な使い方から始まり、遊んでいるうちに自然と、

「この仕組みはこう使うのか」

と理解できるようになっています。

パズルのために操作方法を覚えるというより、実際に触りながらルールそのものを発見していく感覚がありました。

収集要素を除けば基本的には一本道なので、「次はどこへ行けばいいんだ?」と迷うことも少なく、パズルを考えることに集中できます。

ボス戦もありますが、失敗しても直前からすぐにやり直せるため、リトライのストレスはほとんど感じませんでした。

赤い岩山が広がる『COCOON』序盤の荒野
セリフや説明に頼らず、景色と仕掛けを自分の目で確かめながら進んでいきます。

オーブを駆使するパズルが独特で面白い

このゲームで特に面白かったのが「オーブ」です。

オーブはただのアイテムではなく、それぞれの中に一つの世界が広がっています。

オーブを使って別の世界へ入り、そこでさらに別の仕掛けを動かす。

ときにはオーブそのものを持ち運びながら、複数の世界を行き来してパズルを解いていきます。

文章にすると少し複雑ですが、実際に遊んでみると操作そのものはとても分かりやすいです。

オーブの力でオレンジ色の足場を出現させている場面
オーブの特徴を利用すると、今まで進めなかった場所にも道が開けます。

ゲームが進むにつれてオーブでできることも少しずつ増え、

「この仕掛け、さっき覚えた方法を使えるんじゃないか?」

と、それまで覚えてきたルールを応用する場面も増えていきます。

答えに気付いた瞬間の、

「なるほど、そう使うのか!」

という感覚がとても気持ちよかったです。

個人的には、このオーブと世界を行き来する仕組みだけでも『COCOON』を遊ぶ価値があると思いました。

オーブを使って足場を切り替えているパズル画面
覚えた仕組みを組み合わせて解くパズルが増え、少しずつ手応えも増していきます。

約4時間でも景色と仕掛けの変化が多く、最後まで飽きにくい

僕の場合、クリアまでは約4時間でした。

短い作品ですが、オーブの中にはそれぞれ特徴の異なるバイオームが広がっていて、場所が変わるたびに景色の雰囲気も大きく変化します。

セリフや長い文章、ムービーもほとんどないため、

移動する → 新しい場所を見る → パズルを考える → 解く

という流れがテンポよく続きます。

休日に一本のゲームをクリアしたいときにも遊びやすい長さだと思います。

また、収集要素として「月の先祖」が各所に隠されています。

近くには目印になるオブジェクトがあるため、注意して探索していれば比較的見つけやすかったです。

見逃してしまっても、クリア済みの場所は細かくチャプターから再開できます。

実績もストーリー進行と「月の先祖」の収集が中心なので、実績コンプリートを狙いやすいのも嬉しいところでした。

オーブの近くにいる『COCOON』の収集要素「月の先祖」
収集要素「月の先祖」。周囲をよく観察すると発見の手掛かりがあります。

気になった点

虫のような生物やグロテスクな表現がある

一部には虫を思わせる見た目の生物や、少し生々しく感じるバイオームがあります。

極端に怖いゲームではありませんが、虫やグロテスクな表現がかなり苦手な人は注意した方がいいと思います。

一度進むと、その場ですぐ戻れない場所がある

ゲームを進めていくと以前の場所へそのまま戻れない場面があります。

通常のクリアだけなら特に問題ありませんが、「月の先祖」を取り逃した場合はチャプター選択から戻る必要があります。

収集要素を一周目で全部取りたい人は、少し気になるかもしれません。

オーブが増えると持ち替えが少し面倒

後半になるにつれて使うオーブも増えていきます。

パズル自体は面白いのですが、必要なオーブを移動させたり置き換えたりする操作が続くと、少し手間に感じる場面がありました。

物語はほとんど説明されない

『COCOON』には、セリフや長い文章によるストーリー説明がほとんどありません。

世界を見ながら、

「ここはどういう場所なんだろう?」

「この生物は何なんだろう?」

と自分で想像するタイプの作品です。

考察するのが好きな人には魅力ですが、物語を文章や会話ではっきり説明してほしい人には少し合わない可能性があります。

まとめ

『COCOON』は、シンプルな操作で遊べるのに、オーブとその中の世界を使ったパズルが非常に独創的なアドベンチャーゲームでした。

特に良かったのは、長い説明を読ませるのではなく、実際に触らせながら、

「こういうルールなんだ」

とプレイヤー自身に気付かせてくれるところです。

約4時間と短めですが、バイオームや仕掛けの変化が多く、最後まで密度の高いパズルを楽しめました。

LIMBOやINSIDEが好きな人はもちろん、「今まで遊んだことのない仕組みのパズルゲームを遊んでみたい」という人にもおすすめしたい1本です。

初見で仕掛けに気付く瞬間がこのゲームの大きな魅力なので、気になっているなら攻略情報をあまり見ずに遊んでみてほしいです。

実績コンプリートを目指す方へ

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