
『Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜』をクリアしました。
朝日が差し込むアトリエで、コーヒーを飲みながらキャンバスに向かう主人公。
『Behind the Frame』は、夢を追う画家として絵を完成させながら物語を追っていく、ストーリー重視の短編アドベンチャーゲームです。
向かいに住む無愛想な老人や気ままな猫を眺めながら過ごす穏やかな日常から、少しずつ物語が動き始めます。
プレイ時間は約2時間。
短い作品ですが、温かみのあるアニメーション、心地よいBGMや環境音、絵を描いて進める簡単な謎解きがうまくまとまっていて、最後まで世界観に浸って遊べました。
良かった点
朝のアトリエで過ごす時間そのものが心地いい
日本のアニメを思わせる柔らかなアニメーションと、温かみのあるグラフィックがとても印象的でした。
朝日が差し込む部屋には、コーヒーメーカーやトースター、画材、観葉植物などが並んでいて生活感があります。
ただ背景がきれいなだけではなく、**「ここで主人公が暮らしながら絵を描いている」**と感じられる空間になっているのが良かったです。
ゲーム全体もゆったりした空気で進んでいくので、急かされることなく景色や物語を楽しめました。

BGMと生活音まで含めて世界に浸れる
このゲームは、ぜひヘッドホンで遊んでほしいです。
場面に合ったBGMはもちろん、鳥のさえずりや風の音、鉛筆が紙を走る音、筆でキャンバスに色を塗る音まで丁寧に作られています。
派手な演出ではありませんが、こうした小さな音が重なることで、実際に朝のアトリエにいるような感覚がありました。
ヘッドホンで聞きながら遊ぶと音に包まれる感じがして、かなり好きな部分でした。

絵を描く操作と謎解きがシンプルで遊びやすい
物語は、絵に色を足したり、スケッチを完成させたりしながら進んでいきます。
とはいっても、本当に絵を描く技術が必要なわけではありません。
指定された場所でマウスを動かせば自然に色が塗られていくので、操作はかなり簡単です。
謎解きも難易度は低めで、周囲を観察していればヒントを見つけられるものが中心でした。
難しいパズルで何十分も悩むというより、軽い謎解きを挟みながら物語を楽しむゲームという印象です。

手書きの文字や小物からもキャラクターを感じられる
個人的に細かいこだわりを感じたのが、作中に登場する手紙やメモです。
文章が単にフォントで表示されるのではなく、しっかり手書き風になっています。
人物によって文字のクセも違い、日本語でもその雰囲気が残されていました。
直接会話している場面だけでなく、メモやスケッチを眺めることでもキャラクターを知れるのが良かったです。

気になった点
中盤以降は少し状況をつかみにくい場面がある
中盤以降、物語の雰囲気が大きく変わる場面があり、最初は「何が起きているんだ?」と少し混乱しました。
そのまま進めていけば点と点がつながっていくので、物語そのものを理解するのが極端に難しいわけではありません。
ただ、あえて多くを説明しない部分もあるため、クリア後に少し考えたくなるところはありました。
文字まわりは少し気になった
手書き風の文字は世界観を深めてくれる一方で、文字のクセによって少し読みにくいところもありました。
また、字幕や手紙は日本語に対応していますが、一部のメールなどには英語のまま表示されるものがあります。
ただし、読めなくても謎解きや物語の理解に困ることはありませんでした。
まとめ
『Behind the Frame』は、約2時間という短い時間の中で、映像・音・簡単な謎解きを通して一つの物語にじっくり浸れるアドベンチャーゲームでした。
難しい操作や謎解きはほとんどなく、朝日の差し込むアトリエや心地よい音を楽しみながら、自分のペースで進められるのが魅力です。
特に、
「休日の夜に、ヘッドホンをつけて一本の短編ゲームをじっくり遊びたい」
という人にはおすすめしたいです。
物語については、事前に知らない方が楽しめる部分が多い作品だと思います。
気になっているなら、この先のストーリーは調べすぎずに遊んでみてほしいです。
実績コンプリートを目指す方へ
『Behind the Frame』本編+Jack DLCの全実績取得方法を、画像・GIF付きで別記事にまとめています。
